人望の条件
「人望の研究」という本がある、著者は先の大戦で下級将校としてルソン島で米軍と死闘、敗走そして敗戦捕虜生活をおくった山本七平氏。
生死ぎりぎりの環境下で人間集団のリーダーのあり方を実体験し、さらに東西古今の文献を調べ、実例を研究して書く「人望」には説得力がある。
「七情」の激発を「中庸」に則して制御し、社会にたいする「静虚動直」を訓練し、「九徳」獲得するように修練し、最終的には「絜矩(けっく)の道」を目指せ、と近くの具体例を挙げて説いている。
「人望の研究」という本がある、著者は先の大戦で下級将校としてルソン島で米軍と死闘、敗走そして敗戦捕虜生活をおくった山本七平氏。
生死ぎりぎりの環境下で人間集団のリーダーのあり方を実体験し、さらに東西古今の文献を調べ、実例を研究して書く「人望」には説得力がある。
「七情」の激発を「中庸」に則して制御し、社会にたいする「静虚動直」を訓練し、「九徳」獲得するように修練し、最終的には「絜矩(けっく)の道」を目指せ、と近くの具体例を挙げて説いている。
タイトルの言葉は、我が小学同級の友が兵役入隊前の昭和18年に作った同級会報「紅」に載せた短編のペンネームである。
この言葉に惹かれて、「老子の読み方」(月洞 譲著)を再読する。
老子の言葉は難しいが、説明には古今東西の聖人賢人の言葉はもちろん、戦前戦後に活躍した内外の人々の行動や自らの体験なども交えて具体的に語り、わかりやすい。
第四十七章を読む。
戸を出でずして、以て天下を知り、 《家の中でも天下はわかる。
牖(ゆう)を窺(うかが)わずして、以て天道を知る。 窓のかげでも天道はわかる。
其の出づること彌(いよいよ)遠ければ、 遠くにゆくほど、
其の知ること彌(いよいよ)尠(すくな)し。 わからない。
是を以て成人は、行かずして知り、 そこで聖人は、行かずして知り、
見ずして名らかに、為さずして成る。 見ずして明らかにし為さずして成す》
読むうちに、大震災で原発被害時の前首相の行動を思い出した。
80年前の昭和6年9月18日は満州事変勃発の日。この日夜10時半ごろ、奉天西北方の鉄道線路が爆破され、関東軍と日中が戦火を交えることになる。
私は当時東北に来て小学校に入学したばかりの1年生で何もわからなかった。
そして6年後の中学1年の時には中国の盧溝橋で中国正規軍と本格的な戦争となる日中事変、
さらに4年後の高等学校1年の時に米国ほか大国を巻き込んだ太平洋戦争へと発展し、大学時代に敗戦となる。
わが青春は戦争一色である。
満州事変で主導的役割を演じたのは石原莞爾.。軍人、民間人の多くの人に影響を与えている。小学の友のなかにも若くして東亜連盟同志会員になり世界最終戦論を説く者がいるのには驚いた。
もう一度この人の生涯を書いた小説「夕陽将軍」を読んでみよう。
今度の大震災で
石原都知事の「大震災は天罰、津波で我欲を洗い落とせ」
与謝野経済財政担当相の「東電原発事故は神様の仕業云々」の発言やら
鉢呂前経産相のオフレコで記者に「放射能をつけてやろうか」?と言ったとか言わないとか
発言をめぐってのこたごたや、脱原発運動の様子を考えているうちに、
山本七平の「空気の研究」の中で述べられている種々の事件における空気の支配や、
「ヨブ記」の問答を思い出した。
この本は、宗教に疎い私には、難しくて理解出来ないところが多々あるが、現実の問題を根本から
考えるときにとても役立つ。
最近の新聞をみていたら、二つの記事が目についた。
一つはスポーツで、ラグビーW杯日本代表チームメンバー30人中10名が外人、試合では15名の過半数が外人ということもありうる。
日本人のメンバーの力の向上には良いが、こうなるともうどこの国の代表かわからなくなる。
もう一つは教育の分野で、東大総長浜田純一氏が、国際化待ったなし、脱ガラパゴスへ智識よりも弾力性へと秋入学移行を検討するという。
この分野の国際化は重要である、日本の将来を左右する。
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